・1月下旬、4日間の行程でタイ中部地方の旅に行ってきました。
国土:インドシナ半島の中央に位置し国土面積は日本の1.4倍、人口は日本の半分、約6,900万人です。
歴史:昔の国名はシャム、13世紀の中頃(鎌倉時代中期)から王朝の長い歴史を持ち東南アジアでは唯一植民地支配を受けなかった国です。とりわけアユタヤ王朝時代(室町時代〜江戸時代)には日本との朱印船貿易(豊臣秀吉と徳川家康の時代)や琉球との交易が盛んに行われました。そして江戸時代にはアユタヤに日本人町が出来、山田長政をはじめ多くの日本人が住んでいました。現在タイには日系企業が約4,000社進出し、65,000人の日本人が住んでいます。この様に昔から日本と関係の深い国です。
宗教:国民の95%以上が仏教徒であり、男子は一生に一度は仏門に入り人生修行するのが慣わしです。街中には歴史を感じる壮大な寺院や遺跡が多く点在しています。
思った事:多くの寺院や遺跡を観て、とりわけユタヤの寺院遺跡は歴史を物語るものばかりで印象的でした。1351〜1767年(室町時代中期〜江戸時代中期)約416年間続いたアユタヤ王朝の当時の繁栄ぶりを想像することができます。しかし不幸なことに隣国との争いにより栄華を極めた城郭や寺院は廃墟と化しています。昔の句や詩にある「夏草や
つわものどもが夢の跡」、「国破れて 山河あり 城春にして草木深し・・」まさに栄枯盛衰が繰り広げられたアユタヤの歴史をしのび、そして平和の有難さを感じるなど思い出に残る良い旅となりました。 |