グランド・モスク−2 (ケロアン)
        世界遺産               チュニジア 15/62
ケロアンの地はイスラムの世界で4番目に重要な聖都らしく、グランド・モスクも壮大です。ここを拠点にアフリカ各地にイスラム教が伝わったといわれています。

礼拝堂前の回廊です。柱はチュニジア各地のビザンチン遺跡からの流用品らしく長さやデザインが不揃いです。また何世紀にも耐えた建物には所々補強がされています。この回廊の列柱にはつなぎの補強がされています。


列柱に注目すると、長さや台座、柱頭などデザインが不揃いの様子がよく解ります。また長さが違う柱はアーチの支え部分のパーツで高さの調整がされています。

・広い中庭には、雨水を地下の貯水槽に溜めるろ過器を兼ねた貯水口、また地下の貯水槽の水を汲みあげる口、時や季節を知る日時計などがあります。 ・雨水を地下の貯水槽に溜める為の簡単なろ過器です。そして大理石が一面に敷きつめられた広い中庭はこのろ過器を兼ねた貯水口に雨水が流れ込む様に緩やかに傾斜がとってあります。

地下の貯水槽に溜った雨水を巡礼者が清め水として汲みあげる口です。何世紀にもわたり多くの巡礼者が使っているうちに、石の汲みあげ口の縁は、つるべの紐の跡が深く刻まれています。普段はこの様に蓋がかぶせてあります。

・階段を上がると季節を知る暦と日時計があります。 ・時や季節を知る日時計です。複雑な読み取り盤です。


礼拝堂の内部です。ここまでしか写真は撮れません。信徒以外の人はこれ以上、中には入れません。


歴史を感じる芸術的な柱が並んでいます。この4本の柱頭も不揃いです。
                                             チュニジア 15/62
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