世界遺産 五つの修道院巡り−その2 (ブゴヴィナ地方) (ヴォロネツ) ルーマニア 18/41 |
1488年(室町時代末期)にモルドヴァ公国の、シュテファン大公により建立された「ヴォロネツ修道院」です。この修道院の最大の見所は、向こう裏側の西正面一杯に描かれたフレスコ画「最後の審判」です。今回訪れる五つの修道院のうち、ここだけがシュテファン大公により建立されたものです。これらの壁画は3年の歳月をかけ描かれたと云われています。 |
西正面一杯に描かれたフレスコ画の「最後の審判」です。この傑作の壁画があるために世界遺産に登録されていると云われています。画の背景に使われている深い青色は「ヴォロネツの青」と名付けられ画界で称賛されています。これらの絵が520年以上経っているものとは驚きます。訪れる五つの修道院の中で一番保存状態が良い壁画と云われています。 |
かつてはオスマントルコからの侵略があり、この地方の人々はオスマントルコを恐れていました。壁画の赤い炎の川には地獄に落ちる侵略者トルコ人が描かれています。壁画を見て侵略の脅威から解放されたいと神に祈っていたことが想像できます。 |
・北に面した壁画は、シベリア方面からの北風にさらされ保存状態が悪い様です。 | ・反対側の南に面した壁画は、保存状態は良好です。 |
・世界遺産のプレートが入口にあります。 | ・外壁の外から見た修道院です。 |
・修道院のすぐ近くの民家です。ほし草が杭に無造作に干されています。 | ・リンゴが実っています。 |
・次に訪れる「モルドビッツァ修道院」近くの車窓の風景です。 | ・「モルドビッツァ修道院」が見えてきました。 |