世界遺産 五つの修道院巡り−その1 フモール修道院   (ブゴヴィナ地方)     
                       (フモール)    ルーマニア 17/41
ルーマニア北西部に位置するブコヴィナ地方にはモルドヴァ公国のシュテファン大公が統治していた時代に修道院や教会が約300棟建てられました。そのうち20棟にフレスコの壁画が描かれています。そしてなかの7棟が世界遺産に登録されています。修道院の撮影料は約150円ぐらいですが、払っても外部だけで内部は撮影禁止です。
スチャヴァから47kmの位置に建つ「フモール修道院」です。1530年(室町時代末期)モルドヴァ公国の大臣により建立さられました。フレスコの壁画は宮廷画家「トーマ」によって1535年に描かれました。国内に多くある修道院の壁画の中で壁画の画家名がはっきりしているのはここだけです。門を入ると可憐なバラの花が我々を歓迎してくれました。

外壁いっぱいに壁画が描かれています。また屋根のスロープが実に見事です。

かつてルーマニアの地方の教会や修道院は女性が内部に入ることが禁止されていました。そのために入口に大きポーチや、また広い軒下の屋根が造ってあり、これらの所より女性はお祈りをしていたそうです。軒下にある長いベンチもこの目的のために配されています。今から訪れる殆んどの教会や修道院はこのような形になっています。

・見張り塔の上からの眺めです。大きなモミの木が印象的です。
                     
・見張り塔です。この塔に上がりました。 ・修道女の宿坊など付帯の建屋が並んでいます。

・修道女が樹木に肥料をやっています。 ・隣の敷地には、畑があり、かなり自給の生活がされているようです。

町の教会がすぐ隣に建っています。

・歴史を感じる、かなり古い廃墟が残されています。 ・フモール修道院の入口門です。世界遺産のプレートが立っています。
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