中山記念堂  (広州)    中国・桂林-25/28
(ちゅうざんきねんどう)
広州は華南地方で最大の都市であり広東省の省都です。珠江(しゅこう)のデルタ地帯に開けた港町は唐時代にはシルクロードの起点でした。広州の港から華僑は海外に生活の場を求め世界中で活躍しました。
中国革命の父である「孫文」を拝し1931年に建てられた講堂です。正面の壁には「世界はみんなの為にある」と言う意味の、「孫文」直筆の「天下為公」の額がかかげてあります。高さ5mの孫文の銅像が立っています。

中山の名前の由来、孫文は1894年に革命の為、武力蜂起を起こすも失敗し、明治時代に日本で中山の姓で亡命生活を送ったことがあります。帰国して号を「中山」としました。中国では孫文よりも孫中山の名称が一般的となり、記念堂は中山の名前が付きました。その後、孫文は初代中華民国臨時大総統に就任しました。

8角形の建物でホールの内部には柱が皆無です。75年前に建てられたとは驚きです。

4729席の大ホールは、総面積2000u、天井の高さ47mです。音響効果が良く時々音楽会が開催されます。

天井を見てその壮大さに思わず「わあー」と驚きました。ドーム型の天井は自然光を取り込み、やわらかい間接照明になっています。
                                
        
                                                                   中国・桂林-25/28
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