盧溝橋 (ろこうきょう)   北京-28/32
1192年建造の廬溝橋は長さ266m、幅7.5mで永定河に架かる北京最古のアーチ式の石橋です。当時はこの橋を通らなければ南の地方より北京市街に入る事が出来なかった程の重要な橋でした。美しい橋の観光も、さることながら、日本、中国の歴史、また多くの人の運命をも変えた出来事が、一瞬のうちに起きた場所を一目見ておきたいという思いでここを訪れました。
1937年に日本軍と中華民国軍の間で起こった日中戦争の発端となった盧溝橋事件の舞台となるなど、当時北京防衛など戦略的に重要な拠点でした。頤和園の十七孔橋(じゅうななこうはし)はこの橋を模して造られています。

・盧溝橋のたもとには中国現用の簡体字で書かれたプレートが貼ってあります。イメージ的に「ろこうきょう」と読めます。 ・橋は月見の名所で「盧溝暁月(ろこうしょうげつ)」(盧溝橋から眺める明け方の月)の碑が立っています。この碑の筆は清4代乾隆皇帝によるものと言われています。

橋の欄干には獅子の石像が多く彫られています。それぞれみな違った容貌をしています。
 
橋は観光地化されていて、人以外は二輪車しか通れない様です。橋の中央部分は長い年月、馬車などの車輪で削られた跡が残る敷石がそのまま残してあります。
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