中国から日本に伝わった養蚕は、日本で技術開発され養蚕産業として幕末から昭和初期にかけて盛んに営まれました。生糸製品は多く輸出され外貨獲得の花形となり富国強兵を支える基となりました。 |
シルク製品の店に立ち寄りました。生糸の元、蚕の繭です。 |
蚕の一生がよく解る標本が展示されていました。 | |
・卵 → ・1齢幼虫 | ・2齢幼虫 → ・3齢幼虫 |
・5齢幼虫が作った繭(まゆ)を人工的に紡ぎ生糸に加工します。 | |
・4齢幼虫 → ・5齢幼虫は多くの糸を吐き出し繭を造ります。この幼虫の間、多くの桑の葉を食べ4回の脱皮を繰り返し成長をしてきました。 | ・5齢幼虫は 繭の中で、蛹(さなぎ)となり羽化を待ちます。 → ・幼虫は 繭から羽化し成虫(蛾)になり卵を産み一生を終えます。 |
・生糸の真綿は引っ張っても切れずよく伸びます。 | ・伸ばした真綿は何層も重ねられ布団綿となります。絹製品や真綿布団が販売されています。 |