海外編      世界遺産の旅           ベルギー 9/11
世界遺産の名称=ブリュッセルのグラン・プラス(1998年登録)
  

 グラン・プラスー1  (ブリュッセル)

ベルギーの首都ブリュッセルの中心にあり毎日多くの人で賑わっている石畳の広場(縦110m、横70m)グラン・プラスです。中世からギルド(同業者組合)の活躍により大いに栄えた市場広場は、いまでもヨーロッパで有数の活気ある広場として知られています。17世紀(江戸時代初期)以前に建てられた建物は木造でした。1695年(江戸時代初期)フランスのルイ14世の命によりヴィルロワ将軍率いるフランス軍の砲撃や放火によって、木造の建物の大半が破壊されました。その中で市庁舎は石造りだったため放火による火災から消失を免れました。そして広場を囲む建物は様々なギルドにより、驚く速さで現在の石造りの建物に再建されました。 焼け残った市庁舎は中世におけるグラン・プラスの建築様式を残す唯一の建物と言われています。この広場一帯は1998年世界遺産に登録されました。
 
  市庁舎                                        ギルド・ハウス    
・ゴシック様式の建物正面と高さ96mの塔を持つ市庁舎です。1402年(室町時代中期)に左側、1455年(室町時代中期)に中央部の塔と右側が建造されました。きらびやかで素晴らしい建物です。塔の先端には、ブリュッセルの守護聖人、大天使ミカエル像が金色に輝いています。この見事な市庁舎の鐘楼は一時、世界遺産「ベルギーとフランスの鐘楼群」として登録されましたが、世界遺産「グラン・プラス」と重複するため、その後登録から外されました。 ・市庁舎の横のギルド・ハウスです。豪華さを争って建っているように見えます。

王の家
王の家(現在は市立博物館)は実際に王が住んでいた館ではなく、かつてパン市場だった場所に建っていた侯爵家の館をカール5世により、現在の豪華なゴシック様式に改装されたことが名前の由来です。

王の家とギルド・ハウス
左:王の家(現在は市立博物館)です。スペイン統治時代にはスペイン政庁として使われました。現在は市立博物館としてブリュッセルの歴史的資料や小便小僧の衣装などが展示されています。 右:カフェ・レストランや菓子屋が並んでいます。

今日は土曜日で休日でもあり、多くの人で広場は賑わっています。
  
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